9月号と10月号では、利便性の高い公共交通ネットワークを充実させ、できるだけ都心における車利用を抑えてきた、大西洋岸の人口約69万人の地方都市ナント・メトロポールがテーマです。9月号ではナント・メトロポールの総合的な交通政策を、10月号ではその卓越した交通政策や文化への投資と産業遺産地域再開発計画が、環境という観点からナント島におけるまちづくりの中でうまく融合した様子を紹介します。ナントの交通政策については、今までも幾つかの媒体や講演で何度か紹介してきましたが、変化のスピードが速く、新しい要素も増えているので、私自身、街を訪問するのが...
フランスの地方都市の取り組み
白水社「フランス」11月特集号・にぎやかなフランスの商店街
さて、イタリア・ミラノから離れて、久々のフランスに関する記事の投稿です。フランス語を大学で学んだ者としては、白水社、という言葉には懐かしい響きがあります。何しろ、第一学年の最初のフランス文法の教科書が白水社でした。とても良くできたコンパクトな教科書で、フランスに来てからも(フランス語は読めたが、話せなかった・・・)、最初の頃は手元に置いていました。 フランス一色の白水社「フランス11月号」の特集テーマは商店街で、11月号の巻頭特集として、14頁も自由に書かせていただいた。...
日仏自治体交流会議(熊本)
日本国旗とフランス国旗を飾して走る熊本で、日仏姉妹都市の...
鹿児島市とストラスブール市友好都市宣言 リス市長ご講演
日本との交流は数多いストラスブール市が、初めて自治体を対象に鹿児島市とパートナーシップ宣言に調印しました。交流の軸は、公共交通を導入した都市計画(バス、フェリー、市電を鹿児島市交通局が直接運営しています), 青少年の国際交流、歴史遺産の保存、経済発展などから。これからの展開が楽しみです。...
「日本不動産学会誌」で論説を掲載させて頂きました(2017年10月)
[:ja] 日本不動産学会誌121号は、特集が「立地適正化計画と不動産」です。「フランスの地方都市における取り組み」として、6ページの論説をご紹介いただきました。...
地方都市の市民音楽祭・夏至の夜に
バカンス(長期有給休暇)に住居を離れる人が多いので、7月15日を過ぎると急にまちの中が静かになるフランス。少し可笑しいのは、常時バカンス状態にあるはずの年金生活者たちも、「これからバカンスに出かける」と発言することだ。つまり、日常空間からの脱出、新しい土地を知ったり、遠方の家族や友人を訪ねたり・・・そういった普段の生活と異なる時間を過ごすことの定義が、バカンスの一つでもある。有給休暇は法定5週間。そのうち2から3週間を夏に消化する人が大半だ。...
アンジェはツールドフランスの第3ゴール 2
フランスでは地方に行くと、必ず日曜日の午前中にグループでスポーツバイクで疾走する男性郡に出会う(なぜか女性はほとんど見ない)。自転車をスポーツとして楽しむほかに、グループで集うということも同じくらい重要で、競技ツールも「いかにチームがスターを守りながら走らせるか」という戦略から観戦するのががファンには楽しいらしい。...
アンジェはツールドフランスの第3通過点でした 1
[:ja] まち中、いたる所にツールドフランスの第三通過点としたイベントを盛り上げる洒落たパネルが6月から登場した。フランスの自転車競技の頂点・ツールドフランスは、190の外国で放映されるイベントで、フランス2というテレビチャンネルで約400万人が観戦、ソシアルネットワークでは470万のファンがいるらしい。今年は600のメディア各社から2000人のジャーナリストが随行し、ツールが通過する都市での経済効果も大きく、毎日宿泊地における1600ベッドをオーガナイザーが確保している。...